ヘアアイロンには興味があるけれど、不器用で上手く使えるか自信がない……という理由でなかなか手が出せずにいる方は、意外と多いようです。そんなヘアアイロンビギナーの方におすすめなのが、ロールブラシとヘアアイロンが一体化した「ロールブラシアイロン」。初心者にも使いやすい作りになっているので、正しい使い方をしっかりマスターしておけば、手軽に憧れの巻き髪やエアリーヘアが楽しめます。そこで今回は、ロールブラシアイロンの特徴と使い方について、一緒に勉強していきましょう!
ロールブラシアイロンの特徴
ロールブラシアイロンは、ヘアアイロン初心者でも使いやすいというのが大きな特徴のひとつです。一般的なヘアアイロンはプレート部分が高温になるため、誤って肌に当ててしまうと火傷をしてしまうこともあります。特に不注意で耳の後ろや額を火傷してしまうという事例は少なくはありません。その点、ロールブラシアイロンは発熱部分が直接肌に触れることがないため、火傷の心配は無用ですし、ブラシ部分に手を添えてスタイリングすることもできるため、初心者でも扱いやすいという魅力もあります。
また、頭皮に近い根元からアイロンを当てることができるので、髪のボリュームを出したり、コテよりもふんわりとした雰囲気に仕上げたりすることも可能です。
ロールブラシアイロンの基本の使い方
初心者でも比較的簡単にスタイリングができるロールブラシアイロンですが、使い方を間違えると髪が絡まってしまったり、仕上がりがイマイチだったりということも……。まずはロールブラシアイロンの基本の使い方と手順をしっかりとマスターしておきましょう。
髪をしっかり乾かす
濡れた髪にいきなり高温を当ててしまうと、キューティクルの奥に浸透していた水分が一気に蒸発してしまうため、髪がダメージを受けてしまいます。ロールブラシアイロンを使ってスタイリングをする場合には、まずドライヤーを使ってしっかりと髪を乾かしましょう。巻き髪用のスタイリング剤で髪を湿らせた場合も、完全に乾かしてから使うのがおすすめです。
髪をとかす
ロールブラシアイロンにはその名の通りブラシが付いていますので、巻き始める前に、そのブラシ部分を使用して、髪全体をきれいにとかしましょう。髪が絡まった状態でロールブラシアイロンを当てても、絡まりがさらにひどくなってしまったり、きれいにスタイリングができなかったりすることもあります。
ブロッキングする
ロールブラシアイロンを当てる前には、髪をゴムやクリップで分けブロッキングすることを忘れずに。最も簡単な方法としては、まず耳の前後で髪を分け、さらにこめかみのあたりで上下に、4つに分ける方法です。髪を分けることでロールブラシアイロンを当てる毛束の量を調整することができます。毛並みも揃うことからスタイリングが短時間で簡単に行え、持ちも良くなります。
ブロッキングした下段から巻く
ロールブラシアイロンを当てるときには、ブロッキングした毛束のうち、下の段から巻いていくのがポイントです。上段の巻き髪が上から重なっていくため、自然なボリューム感を出すことができます。
ほぐしながら整えスプレーなどで固定する
全体が巻けたら、手櫛で軽くカールをほぐしてナチュラルに仕上げましょう。ヘアスプレーなどを使って固定すると、きれいなスタイリングが長時間キープできます。
基本的な巻き方
ロールブラシアイロンは、カールアイロンと同様に内巻き、外巻き、平巻きの3種類を組み合わせます。希望する仕上がりによって、巻き方を変えていきましょう。また毎日同じ巻き方になってしまうと同じ個所にヘアアイロンをあて続けてしまうので、いくつかバリエーションを用意しておくと良いでしょう。
内巻き(フォワード巻き)
ロールブラシアイロンを髪の内側に垂直に入れて、手首を使ってアイロンを内側に回転させて巻く方法です。ふわっとしたナチュラルな雰囲気に仕上がります。フェミニンな印象に仕上げたいときにおすすめです。
外巻き(リバース巻き)
内巻きとは反対に、ロールブラシアイロンを髪の外側に垂直に入れて、手首を使ってアイロンを外側に回転させていく方法。華やかで大人っぽい印象に仕上げたいときおすすめです。
ミックス巻き
その名の通り、内巻きと外巻きを交互にしていく方法です。軽やかでエアリーなカールに仕上がるため、大人可愛い雰囲気になります。
平巻き
ロールブラシを平行に持って髪を巻いていく方法です。今時の無造作なボリュームカールに仕上げることができます。
また、トップの髪を毛先から根元まで後ろに向かって巻くことで、ボリュームを出すこともできます。一般的なロールブラシアイロンには、太さが何種類かあるものがほとんどですので、スタイリングなどに応じて最適なものを選びましょう。
使用する際の注意
ロールブラシアイロンを使う場合には、以下の点に気をつけましょう。
何度も同じ個所に当てない
比較的髪に優しいと言われるロールブラシアイロンですが、何度も同じ個所に当ててしまうと、やはり髪にとっては負担となってしまいます。なかなかスタイリングが決まらない場合はアイロンをあてる前に毛流れを整えたり、ブロッキングをしたりと準備段階に意識を向けてみましょう。
1.5回転以上巻き込まない
髪を1.5回転以上巻いてしまうと絡まりやすくなってしまうため注意が必要です。万が一絡まってしまった場合には、慌てずに電源を切ってからゆっくりとほどいていきましょう。
ロールブラシアイロンは他のヘアアイロンと比べて、使い方が少し異なります。上記の内容をしっかりと理解した上で、自分にあったロールブラシアイロンを探してみましょう。