髪が痛むヘアアイロンの使い方①髪が濡れている・湿っている
髪がビショビショに濡れたまま、あるいはスタイリング剤※などでしっとりと湿った状態のままコテやアイロンを使っていませんか?実はそれ、かなりヘアダメージを与えています!
※ヘアアイロン前に使用推奨しているスタイリング剤を除く
髪の毛は、濡れている状態が一番デリケート。髪の表面にある「キューティクル」が、水分によって柔らかくなっておりタオルでゴシゴシと拭くだけでも傷つくことがあります。
キューティクルが傷つき剥がれると髪の質感やツヤ感の低下、枝毛・切れ毛の要因になるばかりかキューティクルが剥がれた後は、髪内部の成分が流出してしまうことも。
また、髪の毛は8割以上がタンパク質で出来ています。生卵に熱を加えると、ゆで卵になるのと同じ原理で、髪の毛も熱を与えすぎると固まってしまいます。
髪内部のタンパク質が集まって固まってしまうとあちこちに埋まらない空洞(ダメージホール)が出来てしまい、キューティクルが剥がれた場所から髪内部の成分や水分が流出しやすくなります。
これを「タンパク質の熱変性(タンパク変性)」と呼び、髪が濡れていると約60℃ぐらいから熱変性が始まってしまいます。
濡れ髪・湿り髪にコテやアイロンを使った場合は、乾ききるまで髪の表面にあるキューティクルを痛めつけ、髪内部に埋まらない空洞(ダメージホール)を作ることとなります。
余計なヘアダメージを防ぐためにも、ドライヤーできちんと乾かしてからコテ・アイロンを使いましょう!
髪が痛むヘアアイロンの使い方②温度・時間・毛束の量が適していない
一番髪に優しいヘアアイロンの使い方は以下の通り。
- コテ・アイロンをあてる時間が短い
- 低めの温度で行う
- 朝から夜までスタイルキープされ、お直しが必要ない
しかし、低めの温度でスタイリングすることでカールがつかない・ストレートに伸ばせないからと言って、同じ毛束に何度もじっくりとコテ・アイロンを通す行為はNG!髪へ過度に熱を与えることとなります。
低めの温度の方が髪にやさしいと思っても、かえってダメージに繋がる恐れも。
コテ・アイロンを毛束にあてる時間がとても重要!長くても5秒をめどに、コテ・アイロンを外すようにしましょう。
自分の髪質に合った温度・短時間でカールやストレートを作る方が仕上がりはもちろん髪の傷みも少なく済みます。
アイロンを選ぶ時も自分の髪質に合った温度に調節できるアイテムを使用しましょう♡
♡おすすめアイテム♡
髪の水分バランスを整え、ツヤを生み出すパーソナルカールアイロン。40℃から温度調節が可能。
【商品名】エレメアカール 32mm(型番:SC-G73310W)
【価格】¥13,200(税込)
では、ここで髪質に沿ったおすすめの目安温度をご紹介。
あくまでも目安の温度ですので、髪のダメージ度合いやカール・ストレートのキープ具合を見ながら、自分にぴったりな温度を探していただくことが重要です。
□180℃以上がおすすめ
- 癖が強い
- 髪が太い
- 髪が多い
- ヘアカラーもパーマも未経験(バージン毛)
- 湿気が多いと膨らみやすい(親水性毛)
- 硬い髪質
これらの髪質の方は、カールやストレートのクセがつきにくく低温でスタイリングした場合、同じ毛束に何度もじっくりと、コテ・アイロンを通すことになりかねません。
また、湿気を含みやすい髪やヘアカラー・パーマの経験が無い髪は15%近く水分を含んでいるため、しっかり髪から水分を飛ばさないとカールやストレートの形が付けにくいことも。
□160~180℃がおすすめ
- 普通毛
- 髪の悩みがない
□100~160℃がおすすめ
- ダメージが目立つ(濡れるととろんと柔らかくなる髪)
- くせ毛
- 柔らかく細い毛
- 湿気の影響を受けにくい(撥水毛)
ダメージが目立つ髪や、湿気の影響を受けにくい髪の場合、髪内部の水分が10%前後とコテやアイロンでのスタイリングにギリギリ必要な水分しか保持されていない場合も。コテやアイロンの温度が高すぎる場合、乾燥によるダメージが増えかねません。
また、毛が細い方はコテやアイロンによる熱の影響を受けやすいため、温度も低めに設定して細かく毛束を取ってスタイリングした方が髪へのダメージを抑えることが期待できます。
□60~100℃
- ハイダメージ毛
- ブリーチやカラーを繰り返している毛
自分に合った適温を見つける目印は、アイロンをあてる時間が3~5秒程度でしっかり形がつくこと!
また、「一度に巻きやすい・はさみやすい髪の量の3~5cm幅」を目安に毛束を取ることで、温度ムラが無くなりコテ・アイロンを同じ毛束に何度も通すことが減ります♡
髪へ均一に熱を与えることができ、ツヤ感アップにも効果的◎
髪が痛むヘアアイロンの使い方③摩擦やひっぱる力が強い
下記に当てはまる人は要注意!摩擦がかかり髪へ大きな負担となっているかも…
□毛先が絡まった状態で無理にアイロンを通す
□毛束をしっかり挟んだままコテをスライドさせる
コテ・アイロンを使う前は、ヘアダメージを軽減するためにも必ずブラッシングを行いましょう!なにもしない状態の髪だと、せっかくヘアアレンジしてもパサついたりまとまらなかったり何だか決まらない印象に…。
髪の外側・内側を丁寧にブラッシングすることで、摩擦を減らすと共に髪のキメが整います。
髪のキメが整うと、こんなにいいことが!
- アイロンの滑りがスムーズ
- こまかいニュアンスがつけやすい
- 均一に熱が当たりヘアダメージも軽減
- 光をきれいに反射するのでツヤ感がUP
アイロン前のブラッシングだけで、つやのある垢抜けヘアに♡
また、コテをスライドさせる時に、ひっかかってうまく滑らない…!ということはありませんか?
そんな時は、人差し指や親指は持ち手を握りこむのではなく、プッシュレバーで力を調整してフリッパーを浮かせつつ毛束を滑らせましょう。
ストレートアイロンを通す際は、伸ばそうとするあまりひっぱり過ぎる事のないよう注意しましょう!
傷みにくいコテ・アイロン選びのポイント
ダメージに繋がる「濡れ髪」「温度・時間・毛束の量」「摩擦やひっぱり」についてご説明してきました。いよいよ本題の「傷みにくいコテ・アイロン選びのポイント」をご紹介!
■水分バランスを整えるアイテム
髪の内部には水分が保持されています。健康な髪の場合、髪内部には12%から15%ほどの水分が保たれておりコテやアイロンを使用することで、この水分が飛び巻き髪やストレートヘアを作る事が出来ます。
しかし、この髪内部の水分を飛ばしすぎると髪が乾燥し、パサパサな仕上がりに!さらに、髪表面のキューティクルも剥がれやすくなり髪内部の成分が流出してしまうことも…
毎日使うヘアアイロンは、髪内部の水分を残しながらしっかりスタイリング出来るアイテムを選びましょう♡
♡おすすめアイテム♡
髪の水分バランスを整え、ツヤを生み出すパーソナルカールアイロン
【商品名】エレメアカール 32mm(型番:SC-G73310W)
【価格】¥13,200(税込)
■温度の立ち上がりが早いプロ仕様のアイテム
コテやアイロンを髪の毛にあてると、アイロンの熱が約50℃ほど奪われます。
そのため、同じ量の毛束を巻いたり伸ばしたりしても徐々に仕上がりに差が出てしまい、2度も3度も同じ毛束にコテ・アイロンを当ててしまうことに。
プロのスタイリスト仕様の商品なら、温度上昇・温度復旧が早いため、使用中の温度ムラが出にくい!温度ムラが少ないアイテムなら、何度も同じ毛束にコテ・アイロンを当てることなく、短時間でのスタイリングする事ができます♡
♡おすすめアイテム♡
クレイツ人気NO.1!100万本突破したプロ愛用のカールアイロン
【商品名】カールプロSR 32mm(型番:C73310)
【価格】¥ 10,670
■髪質にあったプレート・パイプ加工のアイテム
硬い髪だったり、ダメージが多かったり、猫っ毛だったり…髪の質感や悩みは人それぞれ。
髪質によって、プレート・パイプの加工を選ぶことで摩擦や熱による髪へのストレスを減らすことが期待できます!
【ダメージが多い/猫っ毛(柔毛)】
下記に当てはまる方は「セラミック系の加工」のコテ・アイロンがおすすめ♡
滑らかに髪をすべらせつつ、しっかりと温度を与える事が出来ます。
□柔らかく細い毛
□ダメージが多く、ひっかかりやすい毛
□濡れるととろんと柔らかくなる髪
♡おすすめアイテム♡
美容師が認めるクレイツのコスパ最強のストレートアイロン。初心者にもおすすめのビギナーズモデル。
【商品名】ストレートアイロン アマネク(型番 RCS-D01W)
【価格】¥ 4,950(税込)
【髪が太い/髪が硬い/ヘアカラー・パーマの経験が無い】
下記に当てはまる方は「ラバー加工」のコテ・アイロンがおすすめ♡
しっかりと髪の毛をキャッチし、短時間で髪にクセ付けをすることが出来ます。
□癖が強い
□髪が太い
□髪が多い
□ヘアカラーもパーマも未経験(バージン毛)
□湿気が多いと膨らみやすい(親水性毛)
□硬い髪質
♡おすすめアイテム♡
弾むような極上カールを瞬時に叶える、機能性を高めたカールアイロン
【商品名】アフロートエスペシャルカールⅡ 32mm(型番:CICI-W32SRM)
【価格】¥10,868(税込)
まとめ♡
いかがでしたでしょうか?髪の傷む原因や習慣、うっかりやっていませんでしたか?
こちらの記事を、コテやアイロン選びに役立てていただくほか健康でキレイに仕上がるスタイリングにつなげていただければ幸いです♡