髪が傷まない方法ってあるの?知っておきたい髪が傷む原因を徹底解説

髪が傷まない方法ってあるの?知っておきたい髪が傷む原因を徹底解説

「髪を傷めずに、コテやアイロンを使いたい!」カールアイロンが人気商品のクレイツへお客様からいただく問い合わせの中で、多くを占めるこの質問。
「髪が傷む」「髪のダメージ」って、よく耳にしますが、実際には何が原因でどのように髪が傷んでしまうのかご存じですか?

今回は、髪が傷む主な原因と共に髪へのダメージを抑える方法や髪に優しいスタイリング方法をご紹介♡

【基礎知識髪の毛の構造と仕組みを解説】

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髪は海苔巻きにそっくりな構造をしています。

○海苔:キューティクル
かたさのあるタンパク質で出来ています。うろこ状に重なり合っているため、摩擦などでカンタンに剥がれてしまうことも。また、キューティクルは濡れると開く性質があります。これにより、ヘアカラーやパーマ液の薬剤の成分を取り込むことが出来ます。逆に乾いているときは閉じており、髪内部の成分や水分を守る役割を果たしています。

○お米:コルテックス
髪の内部のほとんどを占める組織で、こちらもタンパク質で出来ています。コルテックスは髪内部にぎっしりと規則的に並んでおり密集具合により、髪の柔らかさや太さが異なってきます。また、健康な髪の場合、このコルテックスに12%から15%ほどの水分が保たれています。

○具:メデュラ
やわらかいタンパク質で出来ており、髪の中心部の芯とも言えるメデュラ。全ての髪に存在しているわけでは無く、細毛の方の場合はメデュラが全く無いこともあります。

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髪の毛はほとんどがタンパク質で出来ています。
「タンパク質で出来ているなら、お肌と同じ様にターンオーバーなどあるのでは?」とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、髪の毛は爪と同じく、角層が変化したものです。

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爪も髪も、死んだ細胞で出来ているのでターンオーバーは行われないんです。また、個人差はありますが、髪の毛は1ヶ月で約1cm伸びます。20cm以上のロングヘアの場合毛先の方は、4年も5年も前に出来た髪、ということになります。

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毛先の方が傷みが目立つのは、当然のことなんです。一度傷んでしまった毛先は、切ってしまう以外には修復方法はありません。

髪の傷み=キューティクルの傷み

うろこ状に重なっているキューティクルは、濡れていても乾燥していても剥がれたり傷ついたりする、何ともデリケートな存在です。

キューティクルが傷つき剥がれると、髪のツヤが減り、手触りが低下します。また、キューティクルが剥がれた箇所から髪内部の成分や水分が抜け出てしまうこととなります。

これにより、切れ毛や枝毛も出てきますしヘアカラーが色落ちしやすくなることも。

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キューティクルが傷む主な要因として、ヘアカラーやパーマの薬剤によるダメージはもちろんコテやアイロンによるスタイリングの他、日常的なドライヤーやブラッシング、はたまた寝ている間の枕とのこすれでも、キューティクルは剥がれたり傷ついたりします。

■キューティクルへのダメージ大

  • ブリーチ
  • 縮毛矯正
  • パーマ
  • ヘアカラー

■キューティクルへのダメージ中

  • ドライヤー
  • コテ、アイロン

■キューティクルへのダメージ小

  • 紫外線
  • ブラッシングなどの摩擦
  • シャンプー

キューティクルの傷みを減らすには?

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キューティクルの傷みを極力減らすには、ご自宅でのヘアケアがとっても重要!

キューティクルを守るヘアケア①髪をほぐしてシャンプーは泡立てる
髪がもつれたままお風呂に入るのはNG!ブラッシングで毛流れを整えてから、入浴しましょう。
また、シャンプーをしっかり泡立てて髪の毛どうしの摩擦を減らす様に洗うとキューティクルの傷みを抑える事が叶います♡

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キューティクルを守るヘアケア②濡れている時は特にやさしく扱う
髪が濡れている時は特に注意!髪が濡れている時、キューティクルは開いており、なおかつ柔らかい状態です。目の細かいクシなどでブラッシングすると、キューティクルが剥がれてしまうことも…
また、シャンプー後にタオルで髪をゴシゴシ拭くのも好ましくありません。タオルでやわらかくプレスし、髪の水気を取るようにするとキューティクルにも優しいですよ♡

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キューティクルを守るヘアケア②自然乾燥は避け丁寧に乾かす
夏の暑い時期や髪の長い方は、ドライヤーで乾かすだけでも汗をかいてしまったり時間がかかったりとひと苦労…
しかし髪が濡れたまま放置すると、柔らかい状態のキューティクルが摩擦により傷ついてしまいます。
髪が濡れたまま寝るなんて、もってのほか。面倒でもしっかり乾かしましょう♡

快適にドライヤーをするためにも、温度調整の出来るドライヤーや大風量のドライヤーがおすすめです。

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この動画とコラムでは、美容師がヘアドライの方法を徹底レクチャー!髪の毛をなんとなく乾かしていて、正しいヘアドライの方法が分からないという方は必見です。

コテやアイロン・ドライヤーによる髪の傷み

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ご案内の通り、髪の毛はほとんどがタンパク質で出来ています。

生卵に熱を加えるとゆで卵になるのと同じ原理で、髪の毛も熱を与えすぎると固まってしまいます。これを、「タンパク質の熱変性(タンパク変性)」といいます。
この「タンパク質の熱変性(タンパク変性)」は髪が乾いている状態だと約130℃ぐらいから、髪が濡れていると約60℃ぐらいから熱変性が始まってしまいます。

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「タンパク質の熱変性(タンパク変性)」が、髪の毛内部で起こってしまうと髪内部のタンパク質の並びに偏りが出て、あちこちに空洞が出来てしまいます。この空洞は埋まらないままダメージホールとして残るため、髪が濡れてキューティクルが開くと髪内部の成分や水分が流出しやすくなります。
髪内部の成分や水分が流出すると、さらにダメージホールが広がるといった悪循環に陥ります。

髪に優しいスタイリング方法

日々のヘアスタイリングで、髪へのダメージを極力抑えるとなると

  1. 髪に対する温度
  2. スタイリング前の髪の状態

の2点が重要になってきます。

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POINT①ドライヤーは熱を分散させよう
濡れた髪は、約60℃ぐらいから熱変性が始まってしまいます。
そのため、ドライヤーの熱を一カ所に集中させてしまうと、毎日のヘアドライだけで、髪の傷みに拍車をかけることに…
美容師さんが髪を乾かしてくれるとき、ドライヤーを左右に振っているのはタンパク質の熱変性(タンパク変性)を避ける意味もあるんです。

ご家庭で・ご自身で、美容師さんの様なヘアドライが難しい…といった方は、髪質に合わせて温度設定の出来るドライヤーを使用することで髪への負担を少なくすることが期待できますよ♡

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POINT②必ず乾いた髪にコテ・アイロンを使おう

ご案内の通り、髪の毛は濡れていると約60℃ぐらいから熱変性が始まってしまいます。また、髪が濡れている時キューティクルは開いており、なおかつ柔らかい状態です。そのため、濡れ髪・湿り髪にコテやアイロンを使った場合は、タンパク質の熱変性を発生させつつ濡れて柔らかくなったキューティクルも傷つけるといった、キューティクルにとってのNG行動が満載…!

生乾きの状態では絶対に使用せず、ドライヤーできちんと乾かしてからコテ・アイロンを使いましょう!

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POINT③自分の髪質に合った設定温度を見つけよう

「髪が傷みそうだから…」と、低めの温度でコテやアイロンを、同じ毛束に何度も・じっくりと通していませんか?
それによりかえって、髪への摩擦を増やすほか髪へ過度に熱を与えることとなり、キューティクルを傷付けたりタンパク質の熱変性を及ぼす恐れも…

それよりも自分のヘアダメージや髪質によって適切な温度を見つけて、短時間でカールやストレートを作る方が髪の傷みも少なく済みます♡

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まとめ♡

今回の記事で紹介した通り、髪は爪と同じ死んだ細胞で出来ています。

お肌の場合は自然治癒力で傷が治ったり、化粧水や美容液によって潤いや美白 (ターンオーバーの促進)などの効果を出せますが、髪の毛は、そうはいきません。

そのため、「髪を全く傷めずにコテやアイロンを使いたい!」といったご要望にはどうしてもお応えすることが出来ませんが、日々のヘアケアや、スタイリング方法にご注意いただくことで髪へのダメージを抑える事が叶います。

また、クレイツのアイテムは遠赤外線やイオンを発生する天然鉱石を独自の技術で加工しており、水分の蒸散を抑えつつ短時間で髪に熱が伝わります。
これにより、ドライヤーやコテ・アイロンの「熱による髪内部へのダメージ」を抑えつつ「キューティクルへの摩擦」も少なくする効果が期待できますので、ぜひチェックしてみてくださいね♡

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