色落ちさせたくない!ヘアカラーの色持ちを良くする方法6選!

色落ちさせたくない!ヘアカラーの色持ちを良くする方法6選!

せっかく髪を染めたにも関わらず 1週間や2週間で色が落ちてきた・くすんできた・あせてきた…なんてガッカリ体験、髪を染める度に味わっていませんか?今回は、髪が染まる仕組みをカンタンに解説すると共にヘアカラーの色落ち対策についてもご紹介!
季節や環境の変化に伴い髪色を変えてみたい方もトレンドのヘアカラーへ挑戦してみたい方も、ぜひ参考になさってください♡

【基礎知識】髪の毛が染まる仕組み

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髪の毛は、実は日本人が大好きな海苔巻きにそっくりな構造をしています。

○海苔:キューティクル
かたさのあるタンパク質がうろこ状に重なり合って出来ています。濡れると開く性質を持っており、これによりヘアカラーやパーマ液の成分を取り込むことが出来ます。逆に乾いているときは閉じることで、髪内部の成分や水分を守る役割を果たしています。

○お米:コルテックス
髪の内部のほとんどを占める組織で、こちらもタンパク質で出来ています。コルテックスの中には、「メラニン色素」が含まれており 髪の色を決めています。

○具:メデュラ
やわらかいタンパク質で出来ており、髪の中心部の芯とも言えるメデュラ。全ての髪に存在しているわけでは無く、赤ちゃんの髪や細毛の方など メデュラが全く無いこともあります。

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ご案内の通り、髪の色はコルテックス(お米の部分)の部分に含まれる「メラニン色素」で決まります。日本人はユーメラニンと呼ばれる 黒やこげ茶といった色素が多いため、濃く暗い髪色が多いんです。

そのため、地毛より明るい髪色へ染めるにはメラニン色素を脱色しつつ好みの色味を入れていく、といった作業が必要となります。

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「地毛より少し明るい位のヘアカラーだから、ブリーチはしていないはず…」
「白髪染め(グレイカラー)だから、ブリーチなんて必要ない」
とお考えの方も多いと思いますが、実は一般的なヘアカラー剤・白髪染め(酸化染毛剤)には ブリーチ剤も少なからず入っているんです。

美容室でヘアカラーをして貰う際、美容師さんが2種類の薬剤を混ぜている場面をご覧になったことがあるかと思います。これは、色の調合をしているだけではなく「元々の髪色を抜く」「髪を染める」といったプロセスを踏むために、種類の異なる薬剤をミックスしているんです。

この「種類の異なる薬剤」ですが、髪表面~髪内部で化学反応(酸化重合)を起こすためにへアカラーの施術直前に、混ぜる必要があります。化学反応による脱色・染色だからこそ、ヘアマニキュア(酸性カラー)やヘアカラースプレーとは違い、2ヶ月~3ヶ月といった長い間髪色を楽しむことが出来るんです。

なお、地毛よりもずっと明るい髪色にするためには、ダブルカラーと呼ばれるブリーチとヘアカラーをそれぞれ行う施術をして貰わないと、理想の髪色が実現出来ないこともあります。

色落ち対策①濡れたらすぐ乾かす

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髪表面でうろこ状に重なっているキューティクルは、濡れると開く性質があるためヘアカラーの色味が流出してしまう可能性があります。

シャンプーの度にちょっとずつ色味が抜けていくのは致し方ないとしても、濡れ髪のまま1時間も2時間も放置したりろくに乾かさないまま寝てしまうと色落ちに加えヘアダメージまで加速させてしまうことに!

少なくとも、入浴後30分以内にドライヤーで髪を乾かすことで、カラーの色持ちに加え髪の傷みも軽減する効果が期待できますよ♡

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色落ち対策②プールや海には要注意!

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人の肌や髪が弱酸性に対し、しょっぱい海水や塩素などの消毒剤を含むプールの水はアルカリ性に偏っています。アルカリはタンパク質を柔らかくする性質を持っており、同じくアルカリ性のヘアカラー剤やパーマ液はこの作用によって髪を染めたり髪の形を変えています。

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そのため、海水浴やプール遊びで髪を濡らしてしまうとキューティクルが開くことに。
また、髪内部までアルカリが影響し普段の入浴よりもずっとヘアカラーの色落ちリスクが高まることに!

しっかり泳ぐのなら泳いだ後に塩素や塩気をシャンプーでキチンと洗い流す、
水遊びするだけなら髪は出来るだけ濡らさないようアップスタイルのヘアアレンジで、髪を水濡れから守りましょう!

色落ち対策③日々のヘアケアを徹底する

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キューティクルが傷つき剥がれると、蓋がない状態なのでキューティクルが剥がれた箇所から髪内部の成分や水分が抜け出てしまうこととなります。

髪が濡れているときは、特にキューティクルが傷つきやすいので「やわらかくプレスしながら水気を取る」ことをしっかり意識しましょう。
また、毎日使用するヘアアイロンも髪にやさしいアイテムを使用したり設定温度を低めに設定するなど工夫をすることがおすすめです♡

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色落ち対策④髪も紫外線対策♡

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お肌のUV対策となると紫外線量の多くなる5月から秋口にかけてがメインかと思いますが、紫外線はく一年中降り注いでいるもの。実はヘアカラーの色持ちにも、紫外線が大きく関わってくるんです!お肌だけではなく髪の毛も紫外線対策をすることが色落ちを防ぐためには大事です。

髪に紫外線が長時間当たると、色素の変質による変色や カラーの色あせが起こることがあります。そればかりか、キューティクルの荒れ・パサつきや乾燥といった髪のダメージも顕著になりがち。

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日差しが強い日は帽子や日傘で日光を遮る等、紫外線が当たる範囲を少しでも少なくしましょう。髪にも使えるスプレータイプの日焼け止めもおすすめ♡

色落ち対策⑤パーマや縮毛矯正は控える

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「せっかくお気に入りの髪色にしたから、いっそパーマや縮毛矯正もしちゃおう!」
ちょっと待って!髪を染めた後のパーマや縮毛矯正は、いたずらにヘアカラーを色落ちさせるばかりです。

パーマ液や縮毛矯正の薬剤は、一般的なヘアカラー剤(酸化染毛剤)と同じアルカリ性。薬剤が染料と反応し、髪色が落ちる・髪色が変わる可能性大です。

また、縮毛矯正やデジタルパーマとなると、熱処理も加わるため 色落ちだけで無く深刻なヘアダメージに繋がる恐れも…

色落ちおよび髪の傷みを避けるためにも染めた髪へのパーマや縮毛矯正は控えましょう。
どうしても行いたい場合はヘアカラーの前にパーマや縮毛矯正を施術するようにしましょう!

色落ち対策⑥ヘアカラーの色を見直す

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美容室でヘアカラーを頼む際に、短い毛束がカラフルに色づいた「カラーチャート」というものを見せてもらったことはありませんか?
このカラーチャートのほとんどが明るさ(レベル)と色味(トーン)によって分類されており、日本人の多くの地毛がレベル4~6とかなり暗めの色味となります。

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そのため、透明感のあるアッシュ系の色味やくすんだようなマット系の色味、またブリーチとヘアカラーをそれぞれ行うダブルカラーなどは、残念なことに とっても色持ちが悪いと言われています。

これは、カラー剤のレベル(明るさ)が高くなるにつれ、配合されている染料の量が減るため 「脱色は出来るけど発色しにくいヘアカラー」となってしまうからです。

色落ちの心配や ヘアカラーによるダメージを少しでも減らしたい場合は

  • 7~8レベルの少し明るい程度の髪色をチョイス
  • 馴染みやすく色落ちしても目立ちにくいブラウン寄りの色味を選ぶ

上記のことを意識してカラーを選ぶと◎

その他にも、色の変化を楽しめるカラーを美容室で相談してみたり、髪の傷みによる色味の流出を防ぐためにも時にはリタッチ(根元染め)のみ行うなど、少しの工夫で理想のヘアカラーを長持ちさせる効果が期待できます。

まとめ♡

いかがでしたか?お気に入りのヘアカラーを長持ちさせるには、日々のケアやカラーの選び方が重要です!
お気に入りのヘアカラーを長持ちさせて、おしゃれを楽しみましょう♡

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