ヘアアイロンの適温とは
ヘアアイロンを使って巻き髪やサラサラのストレートヘアを作るときには、自分に合った適温でヘアアイロンを当てることが大切です。
最近では180度以上の高温設定ができるプロ仕様のものも数多く流通していますが、髪へのダメージを軽減するためには最適な温度で設定する必要があります。
ただし、ヘアアイロンの適温というのは、髪の太さや固さ、傷み具合など、人によってそれぞれ異なるため判断が難しいのも事実です。
ヘアアイロン初心者の方は、以下のポイントを目安にすることをおすすめ♡
ストレートアイロンに適した温度
基本は180℃以下の温度で2〜3秒程度当てるのが一般的。これも髪の太さや固さなど人によって個人差があります。
目安としては、毛束5cmほどを根元から毛先へゆっくりワンスルーして、しっかりと髪が伸びる温度が自分の髪質に合った適温を見つけるポイント。
カールアイロン(コテ)に適した温度
カールアイロンを使用する際にはストレートアイロンよりも低い温度で使用するのが望ましいと言われています。
ストレートアイロンよりも一カ所に熱が当たる時間が長いためです。
目安としては、毛束5cmほどをカールアイロンで巻き込み、3〜5秒程度キープして髪にカールがきれいに付く温度が、その人の適温だと言えるでしょう。
髪質に沿った、オススメの目安温度をご紹介します。
あくまでも目安の温度ですので、髪のダメージ度合いやカール・ストレートのキープ具合を見ながら、自分にぴったりな温度を探していただくことが重要になってきます。
■180℃以上がおすすめ
- 癖が強い
- 髪が太い
- 髪が多い
- ヘアカラーもパーマも未経験(バージン毛)
- 湿気が多いと膨らみやすい(親水性毛)
- 硬い髪質
これらの髪質の方は、カールやストレートのクセがつきにくく低温でスタイリングした場合、同じ毛束に何度も・じっくりと、コテ・アイロンを通すことになりかねません。
また、湿気を含みやすい髪やヘアカラー・パーマの経験が無い髪は15%近く水分を含んでいるためしっかり髪から水分を飛ばさないとカールやストレートの形が付けにくいことも。
■160~180℃がおすすめ
- 普通毛
- 髪の悩みがない
■100~160℃がおすすめ
- ダメージが目立つ(濡れるととろんと柔らかくなる髪)
- くせ毛
- 柔らかく細い毛
- 湿気の影響を受けにくい(撥水毛)
ダメージが目立つ髪や、湿気の影響を受けにくい髪の場合、髪内部の水分が10%前後と、コテやアイロンでのスタイリングにギリギリ必要な水分しか保持されていない場合も。
コテやアイロンの温度が高すぎる場合、乾燥によるダメージが増えかねません。
また、毛が細い方はコテやアイロンによる熱の影響を受けやすいため、温度も低めに設定して細かく毛束を取ってスタイリングした方が髪へのダメージを抑えることが期待できます。
■60~100℃がおすすめ
- ハイダメージ毛
- ブリーチやカラーを繰り返している毛
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髪の水分バランスを整え、ツヤを生み出すパーソナルカールアイロン
【商品名】エレメアカール 32mm(型番:SC-G73310W)
【価格】¥13,200(税込)
温度調整の重要性
最近のヘアアイロンの中には、200℃まで上がる熱伝導性の良いものもたくさん登場していますが、基本的に熱というのは髪にダメージを与える大きな要因のひとつです。
高すぎる温度でヘアアイロンを使い続けることはあまりおすすめできません。
特に、日頃から頻繁にヘアアイロンを使用するという方は、適温を常に意識することがとても大切です。
また、ヘアアイロンを使ってスタイリングをする際に、できるだけ素早く行うことで、髪へのダメージを軽減することができます。
ヘアアイロンを適温で使うために
①温度調節機能のあるヘアアイロンを使う
ヘアアイロンを選ぶ際には温度調節機能がついたものを選ぶようにしましょう。
髪のコンディションやスタイリングの種類によって、適温に設定して使うことができるからです。
②熱伝導性のよいアイロンを使う
熱伝導性の良いヘアアイロンを使うのもおすすめです。安定した温度でヘアアイロンを当てられることで、素早くスタイリングを終わらせて髪へのダメージを最小限で抑えることができます。
スタイリングの際には上記の内容を参考にして、自分の髪質に合った最適温度でヘアアイロンを使うようにしましょう。